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2008年09月27日

期待大!!!ファミリー向け賃貸住宅の今後

今年7月に出版された、野村総研の「2015年の建設・不動産業」
によれば、現在、賃貸志向は高まっており、
今後ファミリー向けの良質な賃貸住宅の提供があれば、
更に志向者が増加する可能性が高いとのこと。

従来、若いうちの一時住まいというイメージだった賃貸も、
住み替えのしやすさや
長いローンを払い続けることへの不安感から、
むしろ積極的に評価され始めているそうです。

実は、ファミリー向けの良質な賃貸住宅の供給は、
行政にも課題とされて久しいのですが、
今までなかなか進んでいません。


原因として指摘されてきたことの一つに、
長期入居者の問題があります。

建て替えその他で入居者に立ち退きをしてもらう時、
旧来の借家法では、出て行ってもらうのが
非常に困難になる可能性があるため、
長期にすむ可能性が高いファミリー向けは
オーナーにとってはよい企画ではなかったのです。

しかし、
この点については、平成12年からの定期借家法の登場で、
大分事情が変わってきました。


住宅への要求は、
子どもができ、
家族の人数が増えることで
様々な面で高まってきます。

単純な広さもそうですが、
遮音性も、
耐震・耐火性を含めた安全性も、
セキュリティ面でも、
大人が一人で暮らす賃貸よりは
はるかに求められる性能は大きいもの。

残念ながら、現在の賃貸住宅は、
まだまだファミリー層のニーズが満たせるような
物件は少ないのが現状です。

平成20年6月の「国民生活に関する世論調査」(内閣府)で、
賃貸住宅で現在の住生活に不満があるという人は、
持ち家の24.0%を大きく引き離し、
43.5%。
つまり、半数近くの人が、
不満を抱えて賃貸住宅に住んでいるのです。

「飽和状態」「借り手市場」といわれても、
入居者のニーズは満たしていないのが
現在の賃貸住宅市場なのですね。


実際、すでに若年層の持ち家率は現在著しく低下しており、
この先この層の人が現在の50代以上の方々と同じように、
殆ど持ち家に落ち着くとは考えにくいでしょう。

市場性にマッチし、きちんと入居者のことを考えた
高品質なファミリー向け賃貸住宅は、
これから大きく期待される住宅といえそうです。


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投稿者 kusaka : 10:06