2006年08月09日
土地活用・賃貸マンション経営その12 賃貸住宅の需要を支える社会的ニーズの高まりー2
賃貸住宅の需要を支える社会的ニーズの高まりー2
入居者ニーズに応える住居はまだまだ不足
単独世帯、核家族世帯を中心とした世帯数の増加とともに晩婚、離婚率が高まり、過去18年間で879万世帯が増え(厚生省調べ)今後も平成37年まで「単独世帯はすべての都道府県で上昇する」(国立社会保障・人口問題研究所)と、増加が見込まれています。
次に入居者ニーズの多様化ですが、はっきり言って今日の賃貸住宅に入居する若年層は豊かな社会で育ってますから、新生活のスタートに際しても住居探しは今の環境と変わらない内容を求める傾向が強く、快適な住居でないと納得しません。バス、トイレ別、システムキッチン、フローリング床、オートロックと、高機能な設備への要望は強いのです。
しかし賃貸住宅の1239万戸のうち、築25年以上が約4分の1の229万戸、またフロ無し59万戸、非水洗トイレ76万戸、洗面所なし272万戸と、今の入居者ニーズに合わない物件が市場に多数存在している状況です。入居者は分譲マンションと比べても遜色のない設備の充実、十分な間取りの広さ、余裕の収納スペースを求めているのに、そのニーズに応える住居はまだまだ不足しているのです。
ここ数年来、社会環境の変化を反映して、かつて圧倒的多数を占めていた持ち家希望者が減り、賃貸住宅で十分といった賃貸積極派が着実に増えています。「長年のローンの支払いが負担」「ライフスタイルに合わせて住まいを変えたい」「住居に縛られることなく、生活をエンジョイしたい」といった社会の風潮を反映して、賃貸住宅をかつての一時住まいの場とする見方は影をひそめ、一生賃貸住宅で暮らすという層が定着しています。平成16年11月に行われた「住宅に関する世論調査」結果が内閣府から発表されていますが、その中で現在賃貸住宅に住む層が住宅購入に消極的で、住宅を「所有する必要が無い」(26.3%)と、平成9年の前回調査よりわずかですが増えているのです。つまりこの7年間に「賃貸積極派」が確実に増え、なおかつ定着したことを物語っており、家族の変化に合わせて住み替える、将来は親の家に住むので無理して住宅を購入する必要が無いなどという考えが広がっているのが分かります。
単身世帯、核家族が増える中、住宅の所有スタイルが次代の変化とともに変わってきたといえそうです。
次回・・・賃貸住宅の需要を支える社会的ニーズの高まりー3
「倒壊または大破壊の危険がある」借家528万戸 です
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投稿者 kusaka : 17:22



